考察

勉強でも『欲』は原動力となる!『欲』を押さえ込むのではなく、利用するための5つのポイント

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『欲』はすべての原動力である

『欲』(欲求)というものは、脳に意欲を起こさせ、人間を行動に駆り立てる原動力として、とても重要なものです。そのため、 勉強を理由に様々な『欲』を否定し、押さえ込む方向で自分を規制しようとすると、逆に勉強がはかどらなくなったりしてしまいます。『欲』を否定し、抑制することで、意欲を起こすのが難しくなり、脳の覚醒も上がりにくくなってしまうのです。

『欲』を押さえ込むことで、物理的な時間を増やすことはできても、効率は下がり、結果的によくないことになるのは明白ですし、経験のある方も多いのではないでしょうか。

 

『欲』を利用する5つのポイント

さて、そんな『欲』を勉強に利用するポイントは以下の5つです。この5つのポイントを抑えて、自分の『欲』と上手に付き合うことにしましょう。

1. 「時間制約をつくる必然性」を生み出す

「時間制約」をつくることで、学習の効率を上げることができます。のんべんだらりと時間を決めずにやるよりも、「20時までは勉強しよう」などというように時間をはっきりと決めたほうがいいというのは、誰しも実感のあることだと思います。

ここに自分の『欲』を利用してやると、「20時以降は見たいテレビがあるから、そこまでに勉強は終わらせよう」ということになるのです。つまり、物理的に「~時以降の時間はない」という状態を作り出すことができるわけです。

ある程度「勉強には使えない時間」があるからこそ、使える時間の制約が伴ったものになり、それによって効率が上がるということになります。

2. 頑張った自分へのご褒美を与える

脳には、報酬系というシステムが備わっています。このシステムが刺激されることによって、ご褒美が得られるとわかっている行動は繰り返したくなるのです。

『欲』を満たすことを自分へのご褒美とすることで、勉強とご褒美を結びつけ、さらに勉強がしたくなるという状態を作り出すことができるというわけです。

3. 『欲』を満たして、「感情のバランス」を整える

「苦しい」と思いながら勉強をしていた人なら経験があることと思いますが、そういったマイナスの感情がたまると、意欲を起こすのが難しくなります。

意欲を起こしてやるためには、適度に『欲』を解消し、自分の中にマイナスの感情をためないようにしておくことが必要です。

4. 『欲』を満たす量(回数)を制限する

『欲』を満たすことをたくさんしていては、ひとつには「時間の浪費」につながります。

さらに、重要なことは「一つ一つのご褒美に価値が感じにくくなってしまう」ということです。ある宗教では「神様の名前をむやみに唱えてはならない」というように、やはりなんでもやりすぎるとありがたみがなくなってしまいます。「ご褒美」だって、普段から当たり前に行っていると、そこにはもはや「ご褒美」としての価値がなくなってしまうのです。

『欲』は押さえ込むのではなく、制約をする部分があるとすれば、量(回数)の部分であるというわけです。

5. 「惰性でやっていること」をやめる

「惰性でやっていること」は、『欲』から行うものではありません。そこを勘違いしてしまうと、『欲』をうまく利用することができません。

具体的には、「課金してしまったスマホゲーム」などでしょうか。お金をかけてしまったぶん、やってしまうのもわかりますが、ほとんどの場合、実は飽きているのではないかと思います。

「惰性でやっていること」というのは、「ストレスからの逃避」的な意味を持っていることがおおく、続けているうちにストレスを増加させる要因になってしまいます。ストレスが増えるというのは、勉強の効率を下げてしまう原因となります。ストレスを減らすためにも、「惰性でやっていること」はやめるべきなのです。

また、そういった行為は思いがけない長さの時間を浪費している場合があり、これを減らすことも肝要です。

 

まとめ

以上見てきたように、『欲』は押さえ込むのではなく、理性的に利用するということが勉強を長続きさせるコツです。

もっとも良くないのは、時間の使い方を理性的にコントロールしようとせず、欲と惰性に動かされるばかりの人間になっていくことです。そうなってしまっては、仏教でいうところの「畜生」にほかなりません。

そして、そのように欲や惰性に動かされるばかりの状態になりやすいのは「無理な禁欲」をしているときではないでしょうか。無理なダイエットほど、リバウンドしてしまったりするのも、このあたりのことに原因がありそうですよね。

『欲』とうまく付き合って、勉強の妨げではなく、上手に活用してやりましょう!

 

<参考文献>

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