雑記

【微グロ注意!】雨が降ると、翌日道路でミミズが死んでいる理由

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『切実な理由があるわけさ。』

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道路でミミズがたくさん死んでる。

子供の頃、雨が降った翌日、学校に行くときにたいていミミズの死骸を見かけました。

それもたいていは、道路で踏み潰されてカラカラの干物みたいになっている。

どうしてこんなところで死んでいるのかな?踏まれたのかな?

干からびるなら、出て来なければいいのに…そしたら、踏まれることもなかったはずだし、死ぬこともなかったのではないかなぁ。

雨の翌日には、そんなことを考えていました。

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(久しぶりに見かけた。探したら見つかるものです。)

高校の生物で説明できる、そのワケ

さて、子供の頃はよく見かけたけれど、高校生になって都会のほうに通うようになると、そんな光景もあまり見かけなくなりました。

不思議なもので、見かけなくなると忘れてしまって気にも止めなくなるものです。

そんなある日、生物(当時は生物Ⅰ)の授業で、

「雨の日の翌日に、道路のとこでミミズがたくさん死んでるでしょ?あれはね、…」

と突然話をされたのです。

ミミズの呼吸器系

さて、実は答えは簡単なのですが、まず「ミミズの呼吸器系」についてまとめてみます。

そのほうがより切実さが伝わると思います。

ヒトの呼吸器はご存知のように「肺」という臓器があり、これによって酸素を外から取り入れ、二酸化炭素を放出しています。酸素を取り込むのは、それぞれの組織がエネルギーを作り出し生きていくために酸素を利用するためです。

肺から取り込まれた酸素は、血管に入り込み、血液によって各組織に供給されていきます。

ヒトの血管系は、このように肺で動脈と静脈でひとつながりになっていますから、外界と組織とは直接接しておらず「閉鎖血管系」と呼ばれます。

一方で、ミミズなどは肺となる臓器をもちません。では、どうやって各組織に酸素が供給されるのかというと、体表にたくさんの穴が空いていて、そこから直接組織に酸素を取り込んでいるのです。

これは内部でひとつながりになっているのではなく、外界に直接開いた形になっているので「開放血管系」と呼ばれます。

図にするとこんな感じです。
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ミミズというのは、このような穴で呼吸をしているわけです。

雨が降って土のなかに水が入ってくると、水はこの穴をふさいでしまいます。すなわち、溺れてしまうのです。

それで、ミミズは溺れないように地表に出てきます

水に溺れないように地表に出てくるのに、土のところにいては泥にまみれて余計に苦しい。

だから、できるだけ水の少ないところに移動します。そうすると、道路というのは水捌けがいいのでそこに行きます。

しかし、道路は危険がいっぱいです。

車に轢かれたり、踏まれたりすることもあります。

また、万が一生き残っても、あの移動速度なので翌日、道路に取り残されて乾燥してしまうことになります。

つまり、ミミズが雨の日の翌日に道路で死んでいるのは、

土に水が染み込む。

ミミズが溺れる。

溺れないように地表に出てくる。

雨が止む。

道路に出たミミズは土のところまで戻るのが遅れる。

道路の温度が上がる。

干からびる。

ということによるものと考えられています。

最後に

冒頭にも書きましたが、最近は「ミミズが干からびている」のを見るのもとんと少なくなりました。

「都会に出ることが多くなったから」というのも理由のひとつでしょうが、それ以上に大人になって地面を見ることが減ったというのが大きいと思います。

でも、本当はそんな地面の上にもいろんなドラマがありますし、そういうものを見落とさない心がとても大切なのだと思います。

ミミズさん、がんばれ!

今日もありがとうございました。

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