雑記

『痛み』を知るためのおすすめ教材5選!

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『それの理屈を知らなければ、それに対処できない。』

はじめに

患者さんにとって、病院に行く理由の最も大きな原因は「痛み」です。

そのため、医療者は「痛み」と対峙することがとても多いのです。

そして、「痛み」に対処するためには、なぜそこが、そのように痛むのか、ということを解剖学や生理学の観点から考え、特定していく必要があります。

そして、それができるためには、「痛み」がどのように生み出されるのか知っておくことが不可欠なのです。

ここでは、そんな「痛み」知るためのおすすめ教材を5つ紹介します。

(※一応、「星」をつけて評価しましたが、私の独断と偏見が含まれています。あくまでも参考に、自分にとって読みやすい、学びやすいものを見つけてください。)

1.『痛みを知る』

一般向けに書かれた本なのでコンパクトですが、痛みの入門書としては最もわかりやすいです。

痛みの話は神経が絡むので難しくなりがちですが、文章も堅くないのでサラサラと読むことができます。

最初にざっくりとした知識を掴むのにおすすめです。

読みやすさ:★★★★
知識量:★★☆☆
守備範囲:★★☆☆

痛みを知る (いのちの科学を語る)
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熊澤 孝朗
東方出版
売上げランキング: 313061

 

2.『痛み学』

痛みを勉強しようと思ったら、まずはこれというくらい有名な本です。

痛みについての辞書のような本で、痛みのメカニズムはもちろん、物理療法や評価方法についての記述も細かく、守備範囲は広いです。

ただし、幅が広いだけに若干浅いと感じるところがあったり、完全な初心者には読みにくいという欠点があります。

読みやすさ:★★☆☆
知識量:★★★★
守備範囲:★★★☆

痛み学 -臨床のためのテキスト-
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ジェニー・ストロング, 熊澤 孝朗, 山口 佳子
名古屋大学出版会
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3.『ペインリハビリテーション』

痛みについて本気で勉強しようと思ったら、一度は読みたい本です。

組織の基礎知識や損傷、炎症についての記述もあり、基礎知識の確認も含めて詳しく学ぶことができます。

また、最近のトピックでもある「不活動による痛み」について、ここまで詳しいのは、他にはないと思います。

個人的に痛みについての本として、一番おすすめしたい本です。

ただし、文献的な文章なので、文献に慣れていないと読むのがしんどいです。(かくいう私も、一度は諦めました。)

読みやすさ:★☆☆☆
知識量:★★★★
守備範囲:★★★★

ペインリハビリテーション
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松原 貴子, 沖田 実, 森岡 周
三輪書店
売上げランキング: 32449

 

4.『痛みと鎮痛の基礎知識』

最近新装版が出て、もともと上下二冊だったものが一冊にまとまりました。

一般向けの本なので、わかりやすくかいてありますが、疾患別の痛みについての記述が詳しく書いてあります。

言葉はわかりやすいですが、様々な知識が絡み合っているので、注釈でページがあちこち飛んだり、少し読みづらい部分があります。

読みやすさ:★★★☆
知識量:★★★☆
守備範囲:★★☆☆

増補改訂新版 痛みと鎮痛の基礎知識
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小山 なつ
技術評論社
売上げランキング: 155635

 

5.小山なつ先生のHP

『痛みと鎮痛の基礎知識』の著者である、滋賀医大の小山なつ先生のホームページです。

痛みの基礎知識がしっかりまとまっており、復習にはおすすめです。

初めて見るとその膨大さに驚きます。ものすごいです。

読みやすさ:- (本ではない)
知識量:★★★★
守備範囲:★★★★

【小山なつ先生HP】
http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/index.html

最後に

以上、痛みについて勉強するときにおすすめの教材をまとめてみました。

何でもそうですが、難しい勉強をするときには一つの教材だけだと途中で挫折することがあります。

そんなときには、何冊も同じことが書かれている本を読み、そのうちになんとなく知識が組上がっていく、理解が深まっていく、という勉強がおすすめです。

はっきり言って、痛みは難しいです。勉強すればするほどわけがわからなくなってくることもあります。

しかし、はじめにも書いたように「痛み」の理解は医療者にとってとても重要です。

ここにあげた教材以外にも、いろんな教材はありますから、勉強はいくらでもしようがあります。

諦めずに勉強し、よりよい医療者を目指していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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